散歩をした話

昨日、日曜日、友達と吉祥寺で会う約束をしていた。

その前に三鷹で些末な用事を済ますべく途中下車をし、時間に余裕もあったので歩いて吉祥寺へ向かうことにした。

方向音痴の私だが、高校は吉祥寺にある学校に通っていたし、当時三鷹に住んでいた男の子と付き合っていたのでここら辺はすこしだけ詳しい。

知ってる道をずんずん歩くのはすきだ。

方向音痴故に新しい場所に立つといつも不安で一歩一歩が重くなるけど、馴染みのある土地は自信もあって楽しく歩ける。

たまにその自信が災いして、小道に入り案の定迷子になることもあるけれど。

 

三鷹~吉祥寺間は、川沿いを真っ直ぐ歩くのが恐らく一番わかりやすい道だろう。

ジブリ森美術館もあるので、バス停がそこここにあるから現在地がわかりやすい。

今回は以前から目についてはいたが入ったことのない『山本有三記念館』にも立ち寄ってみた。

有料の館内には入らなかったけれど、奥にある記念公園は静かで整然としていて、小春日和の散歩にはちょうどよかった。

中がどうなってるのだろうと冷やかし程度にしか見てこなかったので、次回機会があれば館内含めじっくりと見てみたい。

その前に山本有三の作品をいくつか読んでおかないとな。まるで知らないまま行っても楽しめるものも楽しめないだろうし。

やっぱり『路傍の石』からだろうか。

 

春がもっと近づいたら、また時間を見つけてのんびり散歩をしよう。