風の話
昨日の夕方くらいに引き続き、今日もずいぶん風が強い。
いくつか野暮用があるのだけど、今日は自転車と歩きどちらにしよう。
自転車が進まないような風じゃあ心が挫けるし、かといって徒歩もなかなか進まず寒い思いをするし…
でも天気がいいから歩きにしようかな。
歩いているうちに暖かくなるかもしれない。
いやでも自転車で途中まで行きどこかに止めておこうかな。
風も止むかもしれない。
そうやってうだうだ迷って一時間経過。
とりあえず自転車で行ってみるか。歩きたくなれば自転車引いていけばいい。
いやいや、でも……
LINEスタンプの話
付き合ってる人にLINEスタンプをプレゼントした。
以前私が原因で一度LINEアカウントを消すことになりスタンプやらなんやらが初期化されてしまったという経緯というか紆余曲折があるのだが、べつに悪意があってそうしたとかでもないので割愛。
とにかく、本人は気にしないでと言っていたが、お気に入りのスタンプが無料配布のものでダウンロード期間も過ぎてしょんぼりしていたので、べつのものをプレゼントした。
相手は宇宙兄弟がすきだと前々から言っていたので、宇宙兄弟のスタンプをショップで探した。
いくつもあると困るな~すきなキャラも知らないしな~と思っていたが、幸いにも宇宙兄弟のスタンプはひとつだけ。
というわけで、それを購入しプレゼント。
その後スタンプを見た彼は、子どものようにはしゃいで喜んでくれた。
全部ではないにしてもお気に入りのシーンもあったらしく、さっそく私に送ってくれた。
なんとなくずっと気になっていたのでよかったよかった。
ただ、200円程度のものだったのだが、あまりにも喜ばれすぎてちょっと恐縮するくらいだった。
とはいえ、すきな人の喜ぶ顔は、見ていて嬉しいものだなと思った、そんな今日だった。
ご飯の話
食べることがだいすきだ。
つくることもすごくすきだ。
おいしくて自分が食べたい食材ばかりを入れたご飯をつくり、お酒と一緒にだらだら食べる、というのがだいすき。
ただ、去年の夏に身の周りで大変なことがあり、それ以来食事するのが厳しくなったことがある。
その前に人生において最大のピーク(体重的な意味)を迎えていたのだけど、食べられなくなり1ヶ月もないうちに10キロくらい減ってしまった。
糖質制限だの毎日ウォーキングだのしていた日々がバカらしくなるくらい、あっという間に。
食べないってすごい、と思った。
まぁ、あまりいい痩せ方ではないのだけど。
今はようやく食欲なども落ち着いてきた。
とはいえ、だいぶ胃が縮んだみたいで、前のような量はなかなか食べられないけれど。
それでも、食事がおいしく食べられるっていうのは健康な証拠だ。
春になったら、山菜の天ぷらが食べたいなぁ。
すきだった人の話
20代そこそこで、いわゆる2.5次元舞台(ミュージカル)に嵌っていた。
そのコンテンツ自体は3年程度で卒業したが、原作でいちばんすきなキャラを演じていた役者さんを、それから10年弱追いかけ続けていた。
追っかけをしている中でいろんな人と出会った。
ネットで仲良くなり舞台をきっかけに会うようになった人。
とても仲良くなった人、だけど最終的に修復のできないケンカをした人。
いろんなことがあったなぁ…と思うけれど、今もずっと仲良くしてくれる友達もいる。
それこそ10年来の友達になるのだろうか。
今では舞台だのなんだの関係なく、いち友人としてなんでも喋れる間柄だ。
住んでるところは遠いのに、本当に人の縁というのは不思議なものだ。
ところで、その俳優さんを追い駆け続けなかったのにはもちろん理由がある。
冷めたとか飽きたとか、彼氏・結婚云々ではない。
件の役者さんが逮捕され、活動できなくなったからだ。
逮捕以前からスキャンダルで浮き沈みがあったのだけれど、『こりゃもういかんな』という感じの幕引きだった。
その俳優さんに出会うまで、俳優というものはテレビで見るものだと思っていた。
舞台というのも能や歌舞伎のイメージで、いろんな劇団がいろんな演目をいろんな都市で行っていることを私はほとんど知らなかった。
ファンイベントではじめて会話したときのことはもうよく覚えていないけれど、楽しみで楽しみで、ケンカ別れした当時の友達に服装や髪型をいろいろ相談したのを覚えている。
マナーのいいファンになりたくて、出待ち・入り待ちみたいな行為はぜったいにしなかった。
遠征に行ってもキャストさんが泊まっているホテルがわかっても、乗り込むようなこともぜったにしなかった。
それでもイベントの帰り道、たまたまおなじく帰る途中のその俳優さんと会い、会釈を交わせたことや、手紙が手渡しできるイベントで「あ!これ、いつもくれる手紙!」と、覚えていてくれたことは本当に嬉しかった。
『ファンとして報われた』としみじみ感動したし、この人のファンで居続けたいと思った。
まぁ、そんな思いもむなしく、結局そんな結果でファンを続けたくても続けられない状況になった。
先月、その俳優さんを通じて仲良くなった友達と久しぶり、それこそ3年?4年?ぶりくらいに会った。
お互いのすきなものは変わってしまったけれど、当時の話をするのは本当に懐かしくて楽しかった。
相変わらず好みの男性が似ているのもなんだか笑えた。
「いろんな大変なこともあったけど、なんだかんだあのときが青春だったよね」と、そう言って思い出に浸った。
その後、懐かしい気持ちに駆られてその俳優さんの名前を検索したらしい彼女が、彼が現在は改名して大衆演劇で舞台に立っているということを教えてくれた。
おなじように検索してみると、twitterにも登録していた。現在の写真も投稿されていた。
数年経っているのに、変わらない顔がそこにはあった。
すごく懐かしかったけれど、もうあの頃みたいにときめくような感覚はなかった。
ただひたすら、元気でいてくれてよかったと思った。
そんなわけで、もし機会が合えば未経験ということもあり、大衆演劇というものを見に行ってみたいな、という気持ちで今はいる。
どんな経過を経ていても、やっぱり一度本当にすきになった人というのは、そう簡単には嫌いになれないんだなと思った。
散歩をした話
昨日、日曜日、友達と吉祥寺で会う約束をしていた。
その前に三鷹で些末な用事を済ますべく途中下車をし、時間に余裕もあったので歩いて吉祥寺へ向かうことにした。
方向音痴の私だが、高校は吉祥寺にある学校に通っていたし、当時三鷹に住んでいた男の子と付き合っていたのでここら辺はすこしだけ詳しい。
知ってる道をずんずん歩くのはすきだ。
方向音痴故に新しい場所に立つといつも不安で一歩一歩が重くなるけど、馴染みのある土地は自信もあって楽しく歩ける。
たまにその自信が災いして、小道に入り案の定迷子になることもあるけれど。
三鷹~吉祥寺間は、川沿いを真っ直ぐ歩くのが恐らく一番わかりやすい道だろう。
ジブリの森美術館もあるので、バス停がそこここにあるから現在地がわかりやすい。
今回は以前から目についてはいたが入ったことのない『山本有三記念館』にも立ち寄ってみた。
有料の館内には入らなかったけれど、奥にある記念公園は静かで整然としていて、小春日和の散歩にはちょうどよかった。
中がどうなってるのだろうと冷やかし程度にしか見てこなかったので、次回機会があれば館内含めじっくりと見てみたい。
その前に山本有三の作品をいくつか読んでおかないとな。まるで知らないまま行っても楽しめるものも楽しめないだろうし。
やっぱり『路傍の石』からだろうか。
春がもっと近づいたら、また時間を見つけてのんびり散歩をしよう。
石油ストーブの話
うちの職場は石油ストーブを使っている。
エアコンもあるが、ストーブのほうが部屋がよく温まるからだ。
石油ストーブのにおいがすると、『あぁ冬がきたなぁ』としみじみする。
今日のような陽気は冬というより、もう春だなぁという感じだけれど。
石油ストーブの上でお湯を沸かしたり干しイモを炙ったりマシュマロを焼いたりするのもすき。
なにかしながらついでになにかもできる、っていう昔の知恵みたいなヤツがとてもいい。
ちなみに、いちばんすきな暖房器具は湯たんぽ。これなしでは冬の夜は乗り切れない。
4月からこの石油ストーブのある昔懐かしい今の職場から離れることになった。
一度自分の希望で転職をしたことがある。
あのときはその職場から離れられることが嬉しくて嬉しくて、離職する日を毎日指折り数えていた。
今回は自分の本意にそぐわない形での離職というか停職となった。
一応来年度かその後くらいには復帰できる見込みはあるのだけど、居たい場所に居られないというのはとてもツラいことだなぁと日々思っている。
はやくまた、ここに帰ってこられるといいな。
またここで石油ストーブのにおいで冬を感じ、段々と近付く春にほっこりしたいな。
そんな日々がきますように。